氏名

マリッチ
よみ トミスラフ・マリッチ(Tomislav Maric)
生年月日 1973年1月28日
出身 ハイルブロン(ドイツ)
血液型  
身長 181cm
体重 79kg
ポジション FW
利き足
背番号

18(2005)

解説

ハイルブロン(ドイツ)出身で国籍はクロアチア。
クロアチア代表を経験したブンデスリーガとして入団。紳士的な態度と熱い魂を感じさせるプレーでサポーターの心を掴んでいった。
2005年シーズンの天皇杯で浦和レッズを優勝へ導いた立役者。

2005年、エメルソンの電撃退団を受け、ブンデスリーガのシーズンオフと同時に浦和レッズの入団テストに参加。3回にも及ぶ練習参加と練習試合1試合を経て、浦和レッズへ入団。
当初、エメルソンの爆発的なゴールラッシュを見ていたサポーターは、その代わりとして入団したマリッチにも同様の活躍を期待したが、同時期に入団したポンテや、他の選手との連携がなかなか取れず、得点機会に恵まれなかった。

ジェフ千葉戦でゴールを決めるも、ストヤノフとの接触プレーで頬骨の陥没骨折を負ってしまう。

懸命のリハビリと練習参加で調子を上げ、リーグ戦では結果として2位で終わったが、天皇杯では全試合得点で優勝に貢献した。

2005年シーズンで退団。2006年には、浦和レッズのドイツ遠征の時に、レギオナルリーガ(ドイツリーグ3部)のTSGホッフェンハイムと練習試合を行っている。

契約延長を行わないとクラブから宣告されるも、ピッチ上では常に最善を尽くし、その後大宮アルディージャからオファーを受けるもそれを断り、ホッフェンハイムへ移籍した姿勢から、浦和レッズがマリッチにとって特別なチームであるということを深く印象付けた。

天皇杯決勝でのコールにマリッチ本人も感動し、翌2日の早朝、クラブを引き上げるマリッチと別れを惜しむため、練習場へサポーターが駆け付けるなど、クラブを愛し、サポーターにも愛されたプレイヤーは、想い出のみならず輝かしいタイトルを残してドイツの地へ戻った。

入団前、練習に長髪で臨み、髪を束ねた姿から、青い目のサムライと呼ばれていたが、結果としては献身と努力で結果を残し、名実共にサムライといえよう。

所属暦 カールスルーエSC( ドイツ・ブンデスリーガ1部)
SGヴァッテンシャイト( ドイツ・ブンデスリーガ2部)
シュツットガルター・キッカーズ( ドイツ・ブンデスリーガ2部)
VfLヴォルフスブルク( ドイツ・ブンデスリーガ1部)
ボルシア・メンヒェングラートバッハ ( ドイツ・ブンデスリーガ1部)
VfLヴォルフスブルク( ドイツ・ブンデスリーガ1部)
浦和レッドダイヤモンズ
TSGホッフェンハイム( ドイツ・レギオナルリーガ(3部南地域))
出場試合数 21試合
得点数 14得点
代表暦 クロアチア代表 9試合2得点
タイトル
 
コール
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